雑誌『週刊プレイボーイ』で連載中の、対談コラム「なんかヘンだよね」
ホリエモンとひろゆき氏が、ニッポンの“ヘン”を語り尽くします。
社会人サッカーチームで対戦へ!?
(イラスト:西アズナブル)
ひろ 堀江さん、サッカーチームを作ったって本当ですか?
ホリ うん、「TOKYO2020FC」というサッカーチームを作った。東京都社会人サッカー連盟の4部リーグで、アマチュア最下位からのスタートだけど、1部まで上がって成績を残せばJリーグにも参戦できるから。
ひろ 一から立ち上げるのではなく、強いチームを買収しようとは思わなかったんですか?
ホリ うーん。結構大変らしいから。例えば、サイバーエージェントがJ2のFC町田ゼルビアを買収したあとも、かなりもめていたよね。
ひろ サイバーエージェントの藤田晋社長が「FC町田トウキョウ」に改名すると発表して大反発されたんでしたっけ……(*その後名称変更は保留に)。実は僕も、社会人のサッカーチームを作るプロジェクトに参加しているんですよ。「One Tokyo」というプロサッカー選手の本田圭佑さんがやっているやつです。
ホリ え、ひろゆき、そっちの陣営なの?
ひろ 陣営って(笑)。でも同じ4部リーグなので、いつかは堀江さんのチームと対戦するかもしれないですね。
ホリ じゃあ、相手陣営じゃん。
ひろ 聞くところによると、堀江さんも試合に出るらしいので、堀江さんが積極的に出場してくれればウチは負けないかなと(笑)。
ホリ 出場するといっても、勝っている試合のラスト15分くらいにフォワードで出る感じかな。
だから勝敗には関係ないと思う。
ひろ あれ、堀江さんって、サッカーやってましたっけ?
ホリ やってないよ。
ひろ それで大丈夫なんですか?
ホリ 別に大丈夫でしょ。俺、普通にサッカーの試合で得点を決めたこともあるし。
ひろ え? いつの話ですか? 学生の頃ですか?
ホリ いや、3、4年前だよ。東京ヴェルディ1969(J2)のOBが出る試合に「堀江さん出ませんか?」って誘われて、ほとんどフル出場したの。
ひろ すごいじゃないですか。
ホリ んで、練習試合だと思って行ったら、J2の試合の前のエキシビジョンマッチで観客が数千人くらいいた。
ひろ うわ(笑)。でも、よく体力が持ちましたね。
ホリ 俺、トライアスロンとかもやっているし、体力はあるんだよ。で、フォワードだったんだけど、終盤になってゴール近くで俺にパスが回ってきたから蹴ったの。
ひろ ほう。それで?
ホリ かすったんだよ。そうしたらヘンな方向にボールが転がっていって、すげえカッコ悪い感じになったんだけど、相手のディフェンダーは「俺が普通に蹴った」前提で動いているわけさ。
ひろ 蹴ったコースを読んでいるわけですからね。
ホリ そう。本来、行くはずのボールの軌道にみんなは向かっていたの。でも俺のキックはかすっただけだから軌道が変わっていた。そして、俺の蹴ったボールがゴールに向かっていって……。
ひろ でも、キーパーがいますよね?
ホリ うん。でも、キーパーも反対側に反応していたんだよ。だから、ボールはそのままゴールに。
ひろ えー! すごい!
ホリ しかも、ちゃんとしたイベントだから、実況するアナウンサーが「ホリエモン、ゴール!」みたいに言ってさ。
(この続きは、現在発売中の「週刊プレイボーイ」でお楽しみください)