雑誌『週刊プレイボーイ』で連載中の、対談コラム「なんかヘンだよね」
ホリエモンとひろゆき氏が、ニッポンの“ヘン”を語り尽くします。
今週のテーマは、「地方活用生活」について。
筋トレ、キックなど運動はほぼ毎日。パブリックイメージと違うホリエモン
(イラスト:西アズナブル)
ひろ 堀江さんって、いろんな場所に行きまくってますが、東京には月にどれぐらいいるんですか?
ホリ 東京は月の3分の1くらいかな?ひろ じゃあ、東京以外にいる方が多いんですね。
ホリ そうだね。
ひろ 別荘が欲しいとか思わないんですか?
ホリ 別荘はAirbnb(民泊サービス)で十分。だって、別荘を買っても年に1、2回くらいしか使わないから。
ひろ まあ、Airbnbなら毎回違う所に行けて楽しめますからね。同じ軽井沢でも人数や気分によっても泊まる場所を変えられますし。
ホリ 例えば、軽井沢の超豪華な別荘を1泊20万円とかで借りる。5LDKなら5組で借りても1組4万円なんだから、もうそれでいいじゃんと思う。
ひろ Airbnbを使って困ったこととかないんですか?
ホリ 鍵の引き取りの時に待ち合わせに30分遅れたらもう相手がいなくて、その後3時間待たされたりとかはしたなあ。
ひろ それ、すごく面倒くさいじゃないですか。
ホリ うん。でも、この手の不便はだんだん改善されてきているよ。鍵はスマホロックとかを使って物理的な鍵の受け渡しがいらないようになりつつあるし。
ひろ そうなんですか。
ホリ 下手なホテルよりAirbnbの方がよかったりもする。3、4年前にオーストリアのクライシュベルクって
いうスキーリゾートで世界選手権があって、友達が出るから見に行ったの。それで、エクスペディア(ホテルや航空券が予約できる旅行サイト)とかで宿を探すと超ショボイ部屋なのにめっちゃ高いんだよ。でもAirbnbを見たら安くて超広い部屋がゴロゴロあった。だったら、Airbnbを選ぶよね。
ひろ 繁忙期のホテルとかだと異常に高かったりしますからね。
ホリ だから別荘なんていらない。Airbnbで十分だよ。
ひろ 堀江さんって家を持っていないですよね。都内でもホテル暮らしですし。僕の周りにミニマリストな人は結構いるんですけど、家がないって人は堀江さんくらいしかいないですよ。
ホリ でも、最近は家を持たない人がちょっとずつ増えているよ。
ひろ 大学生とか無職だったら友達の家に居候したりしますけど、普通に仕事をしていて社会的にそれなりの地位にある人だったら、めっちゃレアだと思いますよ。
ホリ 俺さ、こういう生活をしているからなのかもしれないけど、やっぱり地方を上手く活用した方がいいと思うんだよ。
ひろ 地方?
ホリ 地方って家賃が安いよね。探せば問題なく住める物件が1、2万円の家賃であったりする。そういうのを上手く活用するんだよ。
ひろ ベースは地方に置いておいて、都内は友達の家とかホテルを上手く利用するみたいな。
ホリ ホテルよりもっと安いところがあるよね。シェアハウスとか、それこそAirbnbとか。そういうところを上手く使うんだよ。で、場所に縛られるような仕事はあまり入れないようにする。だって、みんなウィークデーは仕事が終わったら家にいてテレビとかスマホで動画を見ているわけでしょ。昔は娯楽がなかったけど、今は余裕であるじゃん。
ひろ いまや金持ちも普通にネットフリックスを見ていますからね。
(この続きは、現在発売中の「週刊プレイボーイ」でお楽しみください)