「インターネットの世界に入ったきっかけはMac」と語るほど、ホリエモンにも大きく影響を与えたスティーブ・ジョブス。
彼がいったい何を考えながら仕事をし、なにを見つめながら56年の早い生涯を駆け足で生き抜いたのか。
ホリエモン監修のもと、没後5年目によみがえるスティーブジョブスの名言集『ジョブズ 100の言葉』が発売となりました。
今回は特別にホリエモンが語っている「まえがき」部分をお届けします!
ジョブズの言葉には、好きなことをして生きるためのヒントがちりばめられている。
私がそもそもインターネットの世界に入ったきっかけはMacだった。
Macに出会うまで、私はパソコンというものはカッコ悪いものだと思っていた。典型的なイメージだが、パソコンを使っている人間は、オタクで暗いような印象だった。
けれどもMacは違った。
あれはいわばクリエーターの世界である。とにかくカッコいい。
「こんなカッコいい世界があったんだ!」
私がITを仕事にしようと思ったのは、そのときがはじめてである。
スティーブ・ジョブズが生み出した、斬新でカッコいいデザインのMacシリーズとの出会いがそれを決定づけたのだった。まさしくジョブズがいなかったら、いまの私もいなかったと言えるだろう。
ジョブズのさまざまな偉業は、いったいどうやってなしとげられたのだろうか。
そのヒントは、ジョブズの言葉のなかにある。伝説とも称されたスタンフォード大学卒業式のスピーチで、ジョブズはこう語っている。
「あらかじめ点と点をつないでおくことはできません。後から振り返ってはじめてできるのです」
将来を見すえながらなにかに夢中になることは難しい。むしろ、興味のおもむくまま、自分の好きなことに没頭することが、後から思いがけないつながりを生み出すのなのだ。本当に大切なのは、好きなことをやって生きていくことである。
ジョブズはそれを徹底して実践した人物だった。
今日、インターネットをはじめとする技術革新は新しい働き方を生み出し続けている。それに伴い、好きなことを仕事にして生きている人たちも増えている。
好きなことをやって生きるのはジョブズのような特別な人間だけだと思わないでほしい。
それは決して難しいことではないはずだ。
ジョブズの言葉には、好きなことをして生きるためのヒントがちりばめられている。数多あるジョブズの名言のなかから100の言葉を厳選して本書にまとめた。この本を通じて、少しでも自分の好きなことをやって生きるヒントをつかんでもらえたら、望外の喜びである。
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