国産ジェット機として注目される「MRJ(三菱リージョナルジェット)」や「ホンダジェット」。「MRJ」のエンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社が製造、「ホンダジェット」の製造・販売を担うホンダエアクラフトカンパニーはホンダの子会社ながらアメリカ本社である。それゆえに、日刊ゲンダイの記事(MRJに先行も…日本の報道がホンダジェットに冷たいワケ) では、ジェット機自体を国産と言えるか疑問だとしている。それに対してホリエモンが以下のようにTwitterでコメント。
“国産とかそういうことにこだわりがいみわからん”
国産とかそういうことにこだわりがいみわからん MRJに先行も…日本の報道がホンダジェットに冷たいワケ – グノシー – https://t.co/XCtIyUmdbQ
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 6, 2016
このコメントに対し、ホリエモンのTwitterには国産礼賛派の様々な意見が寄せられたが
“まあ、国産礼賛論ってのは大体こういう低レベルの感情論が幅を利かせてるってことなんだよな。”
まあ、国産礼賛論ってのは大体こういう低レベルの感情論が幅を利かせてるってことなんだよな。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 6, 2016
と呆れ半分の様子。ホリエモンが国産礼賛を批判する理由を以下にまとめてみる。
グローバル調達時代に、最終組み立てがどこの国とか関係ない
国産とかにこだわるのは意味がないと思う 独立系企業再生ファンドを育成せよ(安東泰志) ニューホライズン キャピタル会長兼社長 – http://t.co/a6evTg63a1
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) February 20, 2015
これまでもジェット機に限らず一貫して「国産にこだわる意味はない」とホリエモンは主張している。
理解力足りねーな。今時グローバル調達してんだから最終組み立てがどことか関係ないし、そもそも上場企業がどこの国の企業とか関係ない。 RT @MaSa_20151126: 国産にこだわらず「どうするのが良いと感じるのか」まで発信して欲しかった。単なる批判だと参考にならない。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 6, 2016
ジェット機はより顕著だが、製品を作って世の中に出すには様々な工程があり、その分関わる会社も増える。すべてを国内の会社だけで完結させることなど、このグローバル時代には意図すべきではない。仮にそこにこだわっていては、スピードや価格で国際競争に負けてしまう確率が格段にあがってしまうだろう。様々な分野で、国産や外国産などの区別で物事を語ることは意味をなさなくなっているのだ。
利益率はむしろ寡占してる部品メーカーの方が高い事が多いけどね。 RT @kiyotaka0222: 個人的には「国産」という言葉にはまだまだ魅力があるように思えます。 部品を作るだけなのと、最終組み立てをして販売するのでは、利益率が大きく違うとも聞きます。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 6, 2016
最終組み立てと販売を担うのは、部品を作るだけに比べて利益率が大きく違うという意見にも、ホリエモンは「利益率はむしろ寡占してる部品メーカーの方が高い事が多い」と反論。
全くそうは思わない。イケてるCEOがやってるイケてる会社に活躍してほしい。今ならAmazonやテスラやね。 RT @Kagamimochi526: でもやっぱり日本人としては、テスラやAmazonよりも三菱重工やホンダに活躍して欲しい(^ν^)
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 6, 2016
“日本人としての誇り、プライド”云々よりも、技術革新と大胆な戦略で、世界をより便利で楽しい方向へ導く人物や会社にホリエモンは期待しているようだ。そこに、どこの国出身の人物であるとか、どこの国にある会社であるといった要素が介在する余地はない。
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